数日前のことですが、子どもたちと根占の雄川の滝に行ってきました。
雄川の滝は、巨大な扇状の絶壁に、上から川の滝、中腹から地下水が流れ落ちるという、何とも珍しい自然の風景です。
中腹から湧き出している地下水は、まぁまぁ呑めますし、一年中同じ水温で夏場の避暑には最高のスポットです。
滝壷のほとりの砂州に立って、空と滝を見上げると、実に気持ちがよく。
隠れたパワースポットなんですが、最近、道が整備されて駐車場が広くなり、町としては観光スポットとして売り出そうということのようです。
離合できない道を進んで、駐車場から徒歩20分、というプチ秘境感も良かったんだけどなぁ。
滝壷には真鯉が住んでいるので、入水せず、岩の上から狙ってみようと思い、銛を持っていったのですが、一投目を失敗し、その後娘に恥かしいから辞めてくれと懇願され断念。
一投打ってみた感じとしては、潜らなくてもゴムさえあれば獲れそうな感触でした。
ただ、水上からだと、水面で映像が屈折して、角度が変わるので、それを加味して狙わないといけないですね。
山遊びで、わざわざマスクを持っていかずに、水上から魚を狙えるなら、一つの楽しみ方になりそうですね。
しかし、道具がない。いつもはナイフくらい持ち歩いているのに、今日に限ってない。
鯉を獲ろうってんだから、ほんとにナイフくらいないと話にならないんだが。
駐車場まで遊歩道を600m、街か自宅まで、車で10分、往復3~40分かければ鍬をとってこれるが、そこまでしてここに戻ってくることもないので、在るものでなんとか掘る事にしてみた。
小桟竹の先を尖らせたもので彫ってみたが、掘り辛いうえに耐久性がなく却下。
最終的には、真竹を先端だけ割って、遊歩道のコンクリートで先を尖らせスコップをつくり、これで片側を掘り進め、根まで辿り着いたら、反対側から踵で押して、追って収穫。
全部で大小、九つのタケノコをゲット。鯉はとれなかったけど、もっと嬉しい収穫でした。
他の竹林もみてみたけど、まだタケノコを出ておらず、そこだけが、日当たりがよかったのか、最初に出始めたんでしょう。
そうそう、途中でザボンらしき果物を拾いました。
樹高10m以上に伸びた大木でしたが、周囲は少し平地になっていたので、昔は畑か何かだったのでしょう。
人が植えたものが野生化したんだと思うけど、山の中で果物を発見すると、何だかテンションがあがってしまいますね。
味は、栽培された果樹のようには美味しくなかったけど、ピクニックのツマミとしては楽しめました。
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