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地球の塩は「坊津」(ぼうのつ)の美しい海水を汲み、枕崎の森で炊いています。平釜で薪を使って炊きあげる伝統的な製法です。 薪には主に廃材を利用していますが、プラスティックなど化学物質は取り除いて燃料にしています。 微妙な違いではありますが、薪を燃料に使うことで、炎の遠赤外線効果でまろみのある塩に仕上がります。 製塩には、二つの釜を使っています。1.5キロリットルの容量の荒炊き釜で塩分が結晶化する直前まで煮詰めます。塩(NaCl)が結晶化するのは、塩分濃度が約27%になってからです。それまで荒炊き釜で、4〜5日間炊き続け、3〜5トンの海水が10分の1くらいの体積になるまで煮詰めていきます。 濃縮された灌水(かんすい:濃い海水)は、仕上げの本炊き釜に移します。 ![]() 黒潮農場では、何種類もの塩を炊き分けているため、微妙な火力調整がしやすい様に、少し小さめの釜を使っています。仕上げの釜に火をいれてから、短い塩でも7時間、長い塩では36時間かかて炊き上げます。 本炊きの間は、塩の粒の大きさを揃えるため、火力を一定に保たなければなりません。集中して薪をくべ、一釜、一釜、精魂込めて炊き上げています。 炊きあげる塩の種類によって火力や炊き時間を変え、粒の大きさや味わい(カルシウムやマグネシウムの成分)を調整しています。
海には、塩(NaCl)をはじめ、生きものに欠かせないミネラルが多く含まれています。それは、我われの祖先が海の中で誕生したからです。人の血液にも0.9%の塩(NaCl)が溶け込んでいます。その他の微量の必須ミネラルも生体維持に必要です。これらのミネラルバランスが健康のためにも欠かせないのです。必須ミネラルが豊富な天然塩が、健康にいいと言われるのはこのためです。
天然塩は体に必要なだけでなく、微量ミネラルが旨みやコク、まろみなど、料理の味に深みを与えてくれます。
煮物でも、炒め物でも、ふり塩でも、塩が変われば料理の味が変わります。特に素朴な料理では、天然塩が素材本来の味を引き立ててくれます。
新鮮な白身魚の刺身を「ちょん」と塩に付けたり、季節の根菜を蒸して塩をふったり、手に塩をつけ握ったおにぎり、などなど。余計な味は加えなくても、素朴さの中に最高の美味しさがあると思います。 また、料理によっても塩の相性があり、食べる人それぞれにも好みの塩があるのも、面白いところです。 舐めた時の塩の味と、実際に料理に使った塩の味覚は違います。どんどん、料理に使って、自分と相性のいい塩と出会ってください。 |
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