夏は素潜り漁に勤しむぞ。冬は罠漁ね。


南大隅町に空き家を借りて1年半になる。
塩も炊けるようになったし、今後は南大隅での仕事を増やし滞在率を上げていきたいところだが、これまでは1年半は半分程の滞在率で、半分は鹿児島市内や更に遠くやら。

南大隅の海は黒潮が強くぶつかり本土としてトップクラスの透明度を誇る。
加えて深い山が豊富なミネラルを供給し、人口が少ないので汚染が少ない。
ドン深、ゴロタ、砂地、激流など、海岸・海底の地形も多様で、魚種が豊富で、魚影も濃い。

海の良さに魅せられて移住したというのに、この1年を振り返って、あまり海に入っていないことに気づく。
10回は潜ったけど、20回は行かなかったと思う。

「何のために移住したんだ!」と思い立って、今年は、積極的に海に潜ることにしたのです。

今まで、シャフトはもちろん、チョッキ(銛先)から、突き棒、継金具、先端金具、ウィッシュボーン、レストタブなど、全て自作してきた。
我が家のおかずを獲る分には十分だったが、10kgクラスのヤイトハタを突き損じたのが、悔しくて悔しくて銛の大改造を決意。
シャフトの金属部分をやめ、フルカーボン化。継金具や先端金具もも市販品を採用。軽量化により射速が上がり、射程距離が伸びた。
その後、ゴムの強度を上げたらシャフトを折ってしまったので、シャフトも強化し、最終的には、取り回し、射程、射速、貫通力とバランスの良い銛になったと思う。(銛やフロートシステムの話はボリュームが大きいので、後日詳しく。)

さて、銛の性能があがったら、今度は突果が格段に良くなった。
銛の改造で出費もしたしウェットスーツも限界、趣味と割り切れる程に余裕もないので、突いた魚を換金して海の費用くらい捻出しよう!というのがここ半年の経緯です。

今までは、たくさん獲れても食べきれないし、どうせ少なく獲るなら美味しい魚を獲りたい。ってことで。対象魚を厳選する傾向が強かったんだけど、そうやって選り好みしながら、結局坊主なんてことも少なくなかった。
今は、とりあえず、売れる魚、差し上げて喜ばれる魚はゲットすることにしたら、一見の突果は格段に良くなった。

魚突きの喜びは、美味しい魚がたくさん獲れるところにあるが、その醍醐味や面白さはやはり駆け引きにあると思う。
老成した経験値の高い魚ほど、駆け引きは面白い。慎重な反面、好奇心が強かったり、この距離感なら大丈夫というスキがあるので、その裏をつくのだ。
魚種によってもロケーションによっても違う。瀬モノは結構イケイケだ。
好奇心も強いし縄張り意識が強いのか、潜るとすぐに主張してくる。
最初の接触でいっきに寄せきった方がいい場合もある。
距離を置いて遠巻きに見くるけど、魚の泳ぎ方に心残りを感じる場合もある。心残がある魚はまたやってくるので次の潜行でもチャンスがあるが、最初から結構寄って来る瀬モノは、満足するとその後全然寄らなかったする。
ハタ類は、目が合えばこっちのもので、目を逸らさずにどんどん距離を詰めていく。魚が不安そうにしたら、それ以上詰めなかったり、逆に遠ざかったりしなが、見つめ合いながら徐々に近づいていく。一度、浮上したり、明後日の方を向くと、それっきり出会えなかったりする。

魚によって微妙に反応も違う。それが一期一会でなかなか面白い。網で獲る漁師からしたら、潜って一尾ずつってのはバカバカしいのかもしれないけど、この楽しさはやめられない。

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