AnzoCapitalのスプレッドをどこよりもくわしく説明します

AnzoCapital(アンゾーキャピタル)は2018年にサービスを開始したFX会社です。

 

事業歴は浅いものの、スプレッドの狭さは業界随一ということで注目している日本人トレーダーも多いようです。

 

この記事では、他社比較も交えてAnzoCapitalのスプレッドについて解説します。

 

変動スプレッド制

AnzoCapitalでは口座タイプ、商品にかかわらず、変動スプレッド制を採用しています。

 

公になっているのはあくまで標準的なスプレッドなので、時間帯や市場状況によって広がる可能性があります。

 

商品別スプレッド

商品別のスプレッド一覧です。

 

FXメジャー通貨、マイナー通貨ペア

 

まずはFXのメジャー通貨とマイナー通貨のペアの一覧です。英ポンド(GBP)クロスペアのスプレッドが他のペアより広めなのは、ほかの業者と同様の傾向です。

 

通貨ペア STP 口座 ECN 口座
AUD/CAD 2.5 0.6
AUD/CHF 2.3 0.6
AUD/JPY 2.3 0.4
AUD/NZD 3.2 0.7
AUD/USD 1.9 0.2
CAD/CHF 2.4 0.7
CAD/JPY 2.4 0.5
CHF/JPY 2.6 0.7
EUR/AUD 2.4 0.2
EUR/CAD 3 0.8
EUR/CHF 2.1 0.4
EUR/GBP 1.6 0.4
EUR/JPY 2.2 0.3
EUR/NZD 3.6 1.1
EUR/USD 1.8 0.1
GBP/AUD 3.5 1.2
GBP/CAD 3.6 1.4
GBP/CHF 2.1 0.4
GBP/JPY 2.6 0.7
GBP/NZD 4.5 2
GBP/USD 2.1 0.4
NZD/CAD 3 0.8
NZD/CHF 2.5 0.8
NZD/JPY 2.5 0.6
NZD/USD 2.3 0.6
USD/CAD 2.6 0.4
USD/CHF 2.3 0.6
USD/JPY 2.3 0.4

 

FXエキゾチック通貨ペア

 

次にエキゾチック通貨ペアです。ユーロ(EUR)とアメリカドル(USD)とのペアのみです。

 

ECN口座であっても南アフリカランド(ZAR)とメキシコペソ(MXN)でスプレッドが広くなっています。

 

通貨ペア STP 口座 ECN 口座
EUR/DKK 11.8 1.1
EUR/HUF 13.7 3.6
EUR/NOK 21.8 8
EUR/PLN 12.6 6.5
EUR/SEK 22.1 7.2
EUR/TRY 16.4 9.1
USD/CNH 12.9 2
USD/DKK 14.7 4
USD/HKD 15.5 2.2
USD/HUF 11 3.2
USD/MXN 55.2 22
USD/NOK 28.8 15
USD/PLN 12.1 5.7
USD/SEK 27.6 12.7
USD/SGD 2.7 0.4
USD/TRY 10.4 3.1
USD/ZAR 57.9 36.5

 

貴金属

 

AnzoCapitalでは、ゴールドとシルバーの取引が可能です。スプレッドはシルバーのほうがゴールドよりも10倍広く設定されています。

 

Pair STP 口座 ECN 口座
XAU/USD 0.35 0.1
XAG/USD 0.035 0.01

 

原油

 

US原油(USO)とUKブレント原油(UKO)の2種類の原油取引ペアがあります。

 

どちらのペアもスプレッドは同じで、STP口座とECN口座の差もほとんどありません。

 

Pair STP口座 ECN Target Spread 1
USOUSD 0.042 0.03
UKOUSD 0.042 0.03

 

インデックス

 

AnzoCapitalでは12種類のインデックスペアの取引が可能です。

 

Pair STP口座 ECN口座
ASX200 3.5 1.2
WS30 3.2 1.5
STOXX50 3.1 1.7
FTSE100 2.3 1.1
HK50 7.5 6
ESP35 6.5 5.1
NDX100 2.8 1.1
JP225 18 16
US500 2.3 0.6
DAX40 2.5 1.1
CNA50 8.8 7.1
USDX 0.048 0.031

 

口座タイプ別スプレッド

AnzoCapitalの口座タイプは「STP口座(スタンダード口座)」「ECN口座(RAW口座)」の2タイプ。

 

どちらも変動スプレッドですが、手数料の違いがあります。

 

ECN口座は手数料がかかる

 

ECN口座のほうがスプレッドは狭いのですが、ECN口座には別途手数料がかかります。

 

1ロットあたりの手数料は、FX、貴金属では7ドル(日本円口座では720円)、CFDでは7ドルもしくは6ユーロです。

取引手数料込みでも格安

 

実際にかかるコストはスプレッドと取引手数料を合算した額になりますが、手数料を加味してもECN口座ならかなりコストを抑えることが可能です。

 

米ドル円(USD/JPY)の取引で、STP口座とECN口座の手数料込みのコストを比較してみましょう。

 

STP口座

 

STP口座は取引手数料がかかりません。スプレッドの「2.3pips」がコストになります。

 

ECN口座

 

ECN口座の場合、取引手数料が往復で720円(日本円口座の場合)かかります。

 

したがって取引コストは「スプレッド:0.4pips」と「取引手数料:約0.7pips(720円)」を合算した「1.1pips」です。

 

STP口座の半分以下なので、スキャルピングやデイトレードなど回数が必要な投資スタイルにも向いているでしょう。

 

AnzoCapitalのスプレッドを8社と比較

AnzoCapitalのスプレッドを他社と比較してみました。

 

メジャー通貨ペア

 

USD/JPYでは他社よりも広くなっているものの、ポンド円(GBP/JPY)、ユーロ円(EUR/JPY)、豪ドル円(AUD/JPY)ではSTN口座がほぼ同等という結果でした。

 

USDJPY GBPJPY EURJPY AUDJPY
AnzoCapital(STN) 2.3 2.6 2.2 2.3
AnzoCapital(ECN) 0.4 0.7 0.3 0.4
XM 1.6 3.6 2.3 3.3
AXIORY 1.2 1.3 1.3 1.8
HotForex 1.7 2.9 1.9 2.3
Titan FX 1.33 2.45  1.74  2.12 
FBS 1.2 3 2 2.4
LAND-FX 1.4 1.7 1.6 2.2
GemForex 1.6 2.6 2.4 2.8
is6com 1.6  3.1  2.3  2.9 

 

エキゾチック通貨ペア

 

スプレッドが他のペアよりも広い「南アフリカランド(ZAR)」と「メキシコペソ(MXN)」、金利差を利用したスワップポイント狙いの取引も多い「トルコリラ(TRY)」の3ペアについても、他社と比較してみました。

 

USDTRY USDZAR USDMXN
AnzoCapital(STN) 10.4 57.9 55.2
AnzoCapital(ECN) 3.1 36.5 22.0
XM 25.0 15.8 23.9
AXIORY 37.9 95.0 124.0
HotForex 209.3 108.0 65.1
Titan FX 11.57 36.69 4.52
FBS 49.8 9.0 16.9
GemForex 109.7 16.0 183.8
is6com 18.9 80.0 55.0

 

TRYペアでは他社よりもかなりスプレッドが狭くなっていますが、ZARとMXNではおおむね平均値といったところでしょうか。

 

いずれも取引量の少ない通貨のため、スプレッドの変動が激しいことには注意をしておきましょう。

 

まとめ

AnzoCapitalのスプレッドについて、商品別、口座タイプ別に紹介しました。

 

STP口座、ECN口座ともスプレッドが狭く、とくにECN口座では取引手数料がかかっても他社よりも低いコストで運用することが可能です。

 

なおAnzoCapitalは2022年4月時点でアメリカと日本からの利用を制限しています。

 

スプレッドの狭さだけでなく、約定力やボーナスの面でも日本人ユーザーが増えつつあったFX業者なので、今後のサービス再開を期待しましょう。

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